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日本人の頭痛の有病率は、どのくらい?
もちろん年齢や性別、地域環境などで変化はあるでしょう。
日本人を対象とした片頭痛の大規模な疫学調査は、過去に2回行われています。
有病率は、6から8%日本人では、10000人くらいはいると言われていまれ、日常生活への支障度が少ない「反復発作性緊張型頭痛」の有病率は20.6%、支障度、受診率ともに高い「慢性緊張型頭痛」は1.6%の有病率であるという報告がなされています。
男女の片頭痛の有病率を見てみると、全体の8.4%に対して、男性が3.6%、女性が12.9%で、女性が男性の3.6倍もの有病率であることを示し、緊張型頭痛の有病率も男性18.1%に対して女性26.4%と女性が男性に対して有病率が高い傾向にあることが分かります。
これに対して群発頭痛の男女比は、5:1~6.7:1で、男性に多いことがわかっています。
年代別では、片頭痛、緊張型頭痛とも男性は20~30歳代、女性は30~40歳代の有病率が高く、就労年齢層の割合が多い傾向があります。
群発頭痛についても、発症年齢は20~40歳代が多いといわれています。
片頭痛のタイプ別に有病率を見てみると、前兆のない片頭痛は男性が2.1%、女性が9.3%、前兆のある片頭痛は男性1.4%、女性3.6%という調査結果が出ており、前兆のない片頭痛が女性に多く見られることが分かります。
前兆のない片頭痛は月経との関連も指摘されており、女性ホルモンの影響も考えられています。
発作頻度は、片頭痛が日常生活に及ぼす影響を見ると、「いつも寝込む」4%、「ときどき寝込む」30%、「寝込まないが支障大」40%と、実に74%が日常生活に影響を受けています。
とくに女性は男性に比べて、支障の度合いが大きいという結果も出ています。
片頭痛を起こす原因としては、
「睡眠不足」71.1%、
「頸・肩の凝り」67.1%、
「旅行・外出」65.3%、
「過労」52.9%、
「目の疲れ」44.5%、
「緊張」43.6%、
「睡眠過多」27.6%などが挙げられました。
睡眠不足でも睡眠過多でも頭痛は出るんですね。
たしかに、若い時に長く寝てその後頭が痛くなったという経験ありますね。
鍼灸院にはこのような頭痛の患者さんがたくさんこられます。
その患者さんがたは、どんな治療jを受けているのかという疑問が出てきます。
そのためには、どこが痛んでることが多いのかといことを追求することで、どんなことをするかが決まります。
当院におこしになるクライアントさんで頭がいたいと訴えられる方は少なくなく、どちらかというと多い症状です。
頭が痛くて、病院に行き、レントゲンからCT,MRIなどを受けても原因がわからない。
中には微熱がある人や、めまい、吐き気まである方もいらっしゃいます。
手足は冷えて、中には痺れている人も。
このような方には、まず肩や首を中心に全身ののコリに対して、鍼やお灸、マッサージなどを行ってみます。
すると痛みなどをはじめとした症状がなくなってしまうか違います。
ではその症状とはなんですかというと、肩こり。
それくらいでと思われる方は、多いと思いますが、
肩こり!
それがひどくなっただけということがとても多いのです。
病院で検査しても、何も原因がわからないという頭痛を持っている方は、一度鍼灸マッサージなどを受けてみてはいかがでしょう。